1.はじめに
私が、どうしてプロロゴスに入ることになったのか、どうやって受験に取り組んだのかを書かせていただきました。大学院受験を考えている方、受験勉強に行き詰まっている方、プロロゴスへの入塾を迷っている方の参考になれば幸いです。
2.プロロゴスに入塾した経緯
3年生の夏休み頃を思い出すと「勉強今からでも間に合うのだろうか?」と焦っていた自分を思い出します。私は、学部から公認心理師のコースがある区分の一期生であり、大学院受験が厳しくなるという話も噂で聞き、とても焦っていました。というのも、心理学科の学生でありながら、アルバイトや部活動に時間を費やし、受験に向けて心理学の知識を頭に入れる時間を作っていなかったからです。また、英語に関しても、苦手意識から避けていました。
うかうかしてられないと思った私は、受験対策テキストを買い、勉強を始めました。心理学は購入したテキストで推奨されていたノート作りを行い、英語はテキストの長文を訳し、日本語訳と照らし合わせるという勉強を始めました。心理学に関しては、恥ずかしながら自分の字が汚いということもあり、ノート作り自体に昔から苦手意識があったため、中々意欲的に続けることができませんでした。また、英語に関しても、自分の訳とテキストの訳が微妙に異なっていた際、正解か判断できず、あやふやなまま勉強をしていました。自分で勉強をする中で、自分だけで勉強をするのは難しいと感じ、プロロゴスに通うという選択をしました。
2.大学院選びについて
大学院選びは次のような所属する先生や試験の内容、現実的な面から行いました。
①自分が興味をもっている心理療法や分野に精通している先生がいるのか
②その先生は自分と話が合いそうか
③自分がその先生の考え方についていきたいと思うか
④試験の内容(心理学の出題傾向、英語試験の形態、研究計画書)
⑤お金や通学距離など現実的に通うことが出来そうか
この中で⑤は、自分が頑張ってもどうにもできない事柄であり、特に学生の方にとっては親が関係してくる問題だと思います。ある程度志望校を決めた後に現実的な面で通うことが出来ないとなるのは、とても切ないので、特に親から支援をしてもらって大学院に通うことを考えている方は早めに、現実的な面について話し合っておくことをおすすめします。
その上で絞られた範囲から①について、大学・大学院のホームページをみたり、パンフレットを取り寄せるなどして志望校を絞っていきました。そして、説明会に参加したり、気になった先生の論文を読んでみたり、研究室訪問をして②、③の観点から志望校をより絞りました。この過程において、非常に大切であると思うのは研究室訪問です。先生の雰囲気や話し方(話のリズムや構成、内容)が自分に合っているか否かは、実際に先生と話してみないと分からないからです。また、④の観点からは、大学院の試験内容には、例えば、英語はTOEICの点数を提出する、心理学の中でも統計が出やすい、研究計画書を事例研究で書かなければならない等、特徴がある場合もあるため、可能な限り早めに過去問や前年度の募集要項を入手して検討することをおすすめします。
3.心理学の勉強について
まずは、複数のテキストを参考にプロロゴスのテキストの用語を説明している文章に書き足して、テキストを自分のテキストにしました。そのテキストを読み、ある程度頭に入ったら受験問題のように用語を自分で説明するという勉強をしていました。
受験時は紙に回答するため、紙に書いてアウトプットされる方が多いとは思いますが、私は「2.プロロゴスに入塾した経緯」に書いたように紙に文字を書くことへの苦手意識があり、継続的に勉強をするために、Wordに打ち込んでアウトプットをするという形をとりました。テキストを見ながらアウトプットをすると回答が書かれているため、用語のみをスマートフォンのメモに打ち込み、そのメモを見ながらアウトプットをしました。さらに、通学時間が長かったため、そのメモを見ながら、頭の中で説明をするという勉強もしていました。ある程度志望校が決まってからは、過去問を解き、何度も出題されている用語やその関連用語を勉強しました。
4.英語の勉強について
プロロゴスで出される宿題を中心に長文訳をしていました。長文を訳す中で、文法と単語をインプットしないことにはどうにもならないと感じました。高校で勉強したはずなのに忘れている文法は、高校の時に使っていた文法テキストを使い、単語は心理院単の覚えてない単語にチェックを入れ、覚え直すことをしていました。かしこまって椅子に座って単語帳を開いて覚えることは性に合わなかったので、家の階段で覚えていました。
そうやって勉強をする中で、最初は見るだけで「嫌だー」とアレルギー反応を起こしていた長文にも向き合えるようになったため、今英語が苦手だという方も取り組む内に英語に向き合うことができるかと思います。
5.研究計画書について
テーマは早く決まっていたものの、あまりポピュラーではないテーマだったため苦労しました。そのためテーマにばっちりあった論文はほとんどなく、大きな枠でみて関連する論文を集めて読み、ブラッシュアップをしました。また、プロロゴスの先生や受講生、ゼミの先生といった心理学を知っている人にも、親や友達など心理学を知らない人にも見てもらい修正を重ねました。
6.面接について
プロロゴスの先生や友達、親に面接官をやってもらい練習をしました。また、一人でも練習したいと思い、ぬいぐるみを自分の目線に合わせて配置し、面接官に見立て練習していました(端から見ると何か怪しい活動に見えますが、何も置かないよりは面接官の顔を見る練習になり、一人でもできるためおすすめです。)。また、何もない状態でスラスラ答えることは難しいため、想定質問への回答をWordで作成し、実際に声に出して読んで、言い回しや長さ・内容を修正し、それを頭に入れて練習をしました。
7.プロロゴスのおすすめポイント
①過去問・研究計画書の添削、面接対策を先生方が熱心にやってくださる
②アウトプットを中心としているため、授業のテストで点数をとろうとすると知識が身についていく
③少人数なので受講生同士の情報交換がしやすい
④一人で勉強するよりも同じ方向に向かう仲間がいると感じるため、勉強で心が折れそうな時期も乗り越えられた
8.最後に
今、受験勉強をされている方、今から取り組もうとされている方、勉強の途中で「このまま勉強していて将来大丈夫だろうか」「こんなにやってもダメだったら..」という不安が襲ってくることもあるかと思います。私もそうでした。プロロゴスでは小テストや宿題があるため、それらの目の前のことに取り組むことで、その不安を紛らわせていました。もし、今そういった不安を抱えている方がいたら自分だけではないんだと思ってもらえたらと思います。
最後になりますが、先生方、丁寧で熱心な指導をしてくださり、本当にありがとうございました。