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名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻心理学講座Kさん(2015年度入学合格)

名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻心理学講座
Kさん(2015年度入学合格)

 私が大学を卒業したのは10年以上前です。仕事、出産、子育てを経験する中で、いつか心理系の大学院に行って研究したいなあ、という漠然とした思いが芽生えるようになりました。
 もともと興味はあったものの、経済学部出身で、心理学がどういうものなのかもよくわかっていなかったので、通信大学で心理学関連の科目を受講し始めました。それがちょうど2年前のことです。
 やんちゃ盛りの男子二人の子育てにただ忙殺される日々から、単位をとるという目標ができ、自分の中にエネルギーがみなぎるのを感じました。やはり心理学はとても興味深く、特に自分の職歴と関係のある消費者心理学についてもっと深めたいという気持ちが強まりました。そこで新たな目標を立てました。大学院受験…。
 どうしたら合格できるのか、右も左もわからないまま、半年前の3月にプロロゴスの無料相談に申込みました。
 先生の言葉はどれもとても前向きで、こんな私でも頑張れば合格できるかもしれないと、自分を信じる力を与えてくださりました。特に忘れられないのは、「若いうちに頑張っておくと未来は必ず開けますよ。」という言葉です。何かをゼロから始めるのにはもう遅い年齢かな、と思っていたので、これは胸に突き刺さりました。
 私の受ける大学院は英語の出来が合否を分けると聞いていたので、まずは英語力のアップに重点を置きました。
 特に語彙力が乏しかったので、授業で課される「必修英単語700」と、先生が書かれた「心理院単」、授業で扱われた長文問題の単語を完璧にしようと決めました。なんとかギリギリ、試験当日までに、ほぼ頭に叩き込むことができ、あとはもう知らない単語が出てきたら仕方ない、他の学生もきっと知らないはずだ、と腹をくくることができました。
 下の子がまだ入園前で家にいたので、勉強は夜にするもの、と割り切っていました。たまにさぼることもありましたが、毎夜3、4時間と、試験2か月前からは週末主人に子供を連れだしてもらったり、子供たちが夏休みに突入してからは平日姉にも子供をみてもらったりして、勉強時間を確保しました。
 まわりのサポートがなかったら、合格は不可能でした。夜の勉強は睡魔との闘いだったので、よくブリッジをしました。これは効果覿面、眠気が吹っ飛びました。
 勉強時間が限られていたので、「優先順位の高いものから順に、とにかく効率よく勉強すること」を心掛け、先生に「何をどのように勉強したらよいか」山ほど質問し、的確なアドバイスを山ほど頂きました。
 専門科目の認知心理学も、勉強方法を教えて頂いたり、過去問の添削や、予想問題を考えて頂いたりと、独学では成し得ない受験対策ができました。
 はじめのうちは、一度勉強したはずなのに、まるで覚えていない自分に唖然として情けなくなりましたが、同じものを二度、そして三度目見ると驚くほど頭に入っていて、受験三週間前ぐらいに一気に色々な記憶がつながった気がします。やはり一度目と二度目は無駄ではなかったのだと実感しました。
 面接対策については、特別なことはしませんでした。面接時間は20分ぐらいでけっこう長いと聞いていたので、何を質問されるか予測するのは諦めて、20分間の中でどうしても伝えたいことだけ箇条書きにしました。
  それ以外は、面接はコミュニケーションであり会話であるのだと思い、その場で面接官が何を聞きたいのかを察知し、それに対して正確に答えることに徹しようと思いました。取り繕っても仕方がない、等身大の自分を出すしかないと思っていたので、あまり緊張することなく臨めたと思います。実際、予測できないような質問が多く飛んできたので、方向性は間違っていなかったように思います。
 私は、もともと2月に受験するつもりでした。それが8月に早まり、志望校が変わり、社会人選抜で受験するつもりが一般選抜になって出題範囲が広がり、あと残り3か月でどんどん追い込まれて、正直逃げ出したくなることもありました。そこで敢えて友人などまわりに受験することを公言しました。これで逃げたら格好悪いし、子供も見ている…。意志の弱い私にとって、この方法はとても効果的だったように思います。
 長々と書きましたが、半年前、プロロゴスの無料相談に行っていなかったら、そして先生に背中を押してもらっていなかったら、今の私はありません。それが一番の実感です。また新たな目標を立てて、それに邁進できることに感謝します。

【講師コメント】
 Kさんはもともと2月受験を予定していましたが、受験時期を4か月早めて8月に受験、そしてわずか4か月の受験勉強期間で志望校に合格しました。
 お子さんもまだ小さく、勉強する時間を取るのは大変だったかと思いますが、夜お子さんが寝てから集中して勉強しているとのことでした。
勉強していて眠くなったらブリッジをしたり逆立ちをする!と言っていたのがとても印象に残っています。
 短い期間で合格できたのはKさん本人ががんばって勉強したということがもちろん大きいのですが、オープンキャンパスに行くなどして受験に関する「生きた」情報をできるだけ入手し、その情報を受験勉強に活かし、効率よく対策ができたことも勝因の大きな一つです。
 また面接に関しては、予想外の質問が飛んでくると焦ってしまうこともあるかもしれませんが、Kさんの言うようにとにかく押さえておくべきポイント(志望動機など)だけしっかり準備し、あとはその場の流れにまかるのがよいですね。ポイントだけしっかり答えられれば、あとの質問はうまく答えられなくても熱意は伝わるはずです。

プロロゴス