※この出題傾向は2019年2月3日に記載したものです。今後出題傾向が変更される場合もございます。
心理学や周辺領域の英文の和訳が2問出題されている。英文の長さは150-200単語前後である。英文の難易度は標準的である。問題形式は全訳で、単語力があれば十分解ける程度の時間である。
論述問題と語句説明の2問が出題。
論述問題は、複数の問題から1問選択。量もそれほど多くなく、問題も一般的で書きやすいものが多いので、どれを選んでも書けるという人が多いだろう。問題は、「スクールカウンセリングにおけるコンサルテーションの意義と留意点について述べなさい。」(H.26)などが出題されている。
語句説明は、5問の説明(必須2問、3問は選択)。いずれも基本的な心理学用語であり、きちんと勉強をしていれば書ける問題が出ている。用語は、臨床心理学・精神医学、研究法、基礎心理学などの領域から出題されている(例えば「不安障害」、「危機介入」H.26)。
全体として、心理学は幅広くしっかりと勉強していれば十分に対応できる問題である。
一問出題。「「心理アセスメント」の定義や目的、実施上の留意点について述べなさい」(H.26)といった問題が出題されている。
全体としては、問題の難易度は標準的でありマニアックな問題などもないため、受験者の「地力」が試される良問といえる。
心理英語については、文法的には難易度は標準的であるが、こちらは単語力がある程度ないと時間が足りなくなるだろう。
だが、基本的な文法力と語彙力を身に着け、しっかりと長文和訳を勉強しておけば十分に対策できると考えられる。
心理学・小論文は共に「書く」分量が多いので、「なんとなく覚えている」でなくしっかりと書けるまで覚えている必要がある。また、限られた時間の中で書くべきポイントを整理して、相手に伝えられる文章を書く練習をしておく必要があるだろう。