心理系の大学院受験では、英語の出来が合否を分けるといっても過言ではないと思います。
では、単語力ってどのくらいつければいいのでしょうか?漠然と中堅校を受けるなら4000-6000単語程度、難関校を受けるならば7000-8000単語程度の単語力が必要じゃないかと思っていました。ちなみに4000単語といえば、ターゲット1700やDB3000といった単語本の大学受験用をマスターした上で(プロロゴスで書いた)「心理院単」を全部覚えればクリアできそうですね。
では実際にはどんなもんでしょうか?手元にあった中堅校の過去問を2つほど調べてみました。
問題は全訳と仮定しましょうか。大学院によりますが、およそ90分でテキスト1,テキスト2の2つを全訳するとしましょう。
手元の2つのテキストはそれぞれ283単語、384単語ありました。
これらのテキストの単語を全部調べるとして、どのくらいの単語力が必要でしょうか?心理院単を作る時に使ったコーパスを使って、上位何位の単語を知っていたら、それぞれのテキストを読むのに何回辞書を引くか調べてみました。
テキスト1 (283単語)
単語力2000 29単語
単語力3000 21単語
単語力4000 15単語
単語力6000 10単語
単語力9000 7単語
単語力13000 5単語
テキスト2 (384単語)
単語力2000 43単語
単語力3000 32単語
単語力4000 29単語
単語力6000 19単語
単語力9000 13単語
単語力13000 7単語
見事にジップの法則に従っていますね(ジップの法則を知らない方は調べてみてください)
上位3000単語だけを覚えている方はこの2文の訳に53回辞書を引かないといけないですね。これが上位4000単語になれば44回、上位6000単語になれば29回となります。おおざっぱに言えば単語力が1.5倍になると、辞書を引かないといけない回数が1.5分の1に、単語力が2倍になれば辞書を引かないといけない回数が2倍になるということですね。
もちろん、単語を知っているというのは「知っているor知らない」という単純な二分法ではありませんし、他にも考慮することはいろいろあります。ただ、自分が受ける予定の大学院の過去問で英語の問題のおよその分量と試験時間が分かれば、自分がどのくらいの単語力が必要かわかりますよね。
また、3年生の方も、一度過去問をやってみて辞書を引かないといけない回数を数えてみると、自分の単語力の目安が分かり、単語の勉強にかけなければいけない時間の目安がわかりそうですね。