普通教育に適する子どもとそうでない子どもを見分けるための検査法を最初に開発したのはD. Wechslerである。
田中ビネー知能検査Vは生活年齢(CA)より1歳低い年齢級の課題から検査を始める。
田中ビネー知能検査Vの適用年齢は2歳から18 歳11 か月までである。
田中ビネー知能検査Vは各年齢級の問題で1つでも合格できない問題があれば、下の年齢級に下がる。
知能指数とは一般的に「精神年齢÷生活年齢×100」の値を指す。
流動性知能は主に神経生理学的要因の影響を受けて形成される。
結晶性知能は主に経験や教育などの文化的要因の影響を受けて形成される。
流動性知能は結晶性知能より、Flynn効果の影響を強く受ける。
知能検査におけるFlynn効果は平均IQ が徐々に低下する現象である。
知能検査を含む集団式の能力テストは、学習障害や発達の遅れのスクリーニングとして使うことができる。
知能検査を含む集団式の能力テストは、第二次世界大戦を機に兵士の選抜のために開発された。
日本語を母語としない成人の知能検査として、コース立方体組み合わせテストが適している。
米国版KABC-Ⅱは習得度を測る尺度を設けている。
K-ABCⅡの適用年齢は2歳6か月から18 歳11 か月までである。
新版K式発達検査は、生後100 日頃から成人まで適用可能である。
新版K式発達検査は、継次処理尺度と同時処理尺度から成る。
知的な遅れがなく、社会性やコミュニケーションを中心とした発達障害が疑われる児童に対して用いる検査として、M-CHATが適している。
乳児院に一時保護された1歳半の幼児の認知・言語機能を評価する心理検査としてWPPSI-Ⅲが適している。
認知及び言語の発達の遅れが疑われる3歳の幼児に用いるアセスメントツールとしてKABC-Ⅱが適している。
2歳の自閉スペクトラム症の疑いのある子どもに対して適切な心理検査は、WISC-Ⅳである。
SDSうつ性自己評価尺度の総得点30点の場合、抑うつ障害が考えられる。
BADSの総プロフィール得点が20点の場合、遂行機能障害が考えられる。
22歳の女性、BDI-Ⅱの得点が19 点の場合、重篤なうつ状態であると考えられる。
自閉スペクトラム症(アスペルガー障害)が疑われる17歳に対して適した心理検査はAQ-Jである。。
津守式乳幼児精神発達診断法は、項目に示される行動が日常的に子どもに見られるかどうか判断することを通して、養育者の発達理解が進むという利点がある。