気分は急激に生起し数秒間で消失する。
気分は生起した原因は曖昧である。
感情を司どる脳の部位は海馬である。
基本感情説によると、それぞれの感情は特異的な反応と結びついている。
情動の社会構成主義によると、感情経験は、喜び、怒り及び悲しみといった感情概念の獲得に依存する。
ジェームズ・ランゲ説では、感情は経験は大脳皮質を中心とする神経回路と結びついていると考える。
進化論の観点からは、怒りは自然淘汰上の有利さをもたらす。
タイプCパーソナリティの人は怒りを含むネガティブ感情を抑制しやすい。
S. Tomkinsは、血流変化によって感情の主観的体験が説明されると唱えた。
R. B. Zajoncは、感情反応は認知的評価に先行し、感情と認知はそれぞれに独立した処理過程であると唱えた。
S. Schachter とJ. Singerは、環境の解釈と生理的喚起によって感情の主観的体験が説明されると唱えた。
感情が喚起されるとそれに結びついた知識の活性化が抑制される。
認知心理学の実験における気分誘導法の1つとして、音楽が用いられる。
感情入力説は、社会的判断に用いる方略を4種類に分類し、用いられる方略によって感情が及ぼす影響が異なると考える。
出生時に、快(充足)、不快(苦痛)及び興味という感情を備えている。
生後半年頃までに、喜び、悲しみ、怒り、恐れ、嫌悪及び驚きという感情が現れる。
過度にネガティブな感情は自律神経系の失調をもたらす。
次元論では、感情は快?不快と覚醒?睡眠の二次元の感情空間によって定義される。
B. L. Fredricksonは、ポジティブ感情が注意、思考、活動等のレパートリーの拡大や資源の構築に役立つと唱えた。
現在の気分は将来の出来事の予測に影響を与える。
記銘時と想起時の気分が一致していると、記憶が再生されにくくなる。
感情の生起は、種々の状況で、瞬時の適応的判断や行動に導く。
1歳半頃から誇りの感情が現れる。
2歳後半になると罪悪感が現れる。
気分の典型例は怒りである。