20世紀前半の心理学の大潮流とは、ゲシュタルト心理学、行動主義と認知心理学である。
ゲシュタルト心理学は、心的過程の全体性を重視した。
Wundtの心理学ではヒト以外の動物も実験対象とした。
行動主義では、心的要素間の結合様式を解明しようとした。
ゲシュタルト心理学において中心的に研究され、現在も継続して研究されている領域は「学習」である。
M.Wertheimerは、仮現運動の研究を行い、連合心理学の基礎を築いた。
J.Watsonの行動主義を提唱し、その研究手法として内観を採用した。
新行動主義は、心理の一般性原理を背景にしながら個人の個別性を重視する。
J.M. Charcotは、催眠によってヒステリーの抑圧について研究した。
K.Lewinは新行動主義の心理学者である。
認知心理学では、心的過程は情報処理過程であるという考え方に基づく。
行動主義は行動レベルの反応を測定した。
社会構成主義を基盤とする心理的支援では論理科学的モードとナラティブモードとの2つの基本的な思考パターンがある。
ゲシュタルト療法は社会構成主義の影響を強く受けている。
弁別閾とは、2つの刺激の間に違いがあると知覚できる最小限の刺激量の差のことである。
文脈効果はトップダウン処理の一例である。
心理物理学の実験において、反応バイアスを含まない測定を目指す方法は恒常法である。
暗闇の中で静止している光点を見つめていると、やがてその光点がいろいろな方向に動いて見えることを自動運動という。
一定方向への運動を一定時間凝視し続けた後に、静止対象に目を向けると、静止対象が逆方向に移動して見える現象を、β運動という。
対象そのものの動きがなくとも、それを取り囲む対象が運動することで静止しているはずに対象が動いてみえることをα運動という。
順応とは、長期的な環境変化に対して適応的にその特性を変化させることである。
成人期以降に知覚の機能が障害されると回復は難しい。
カクテルパーティ効果は選択的聴取の例である。
McGurk効果は運動視に関する現象である。
ストループ検査では、奥行知覚を評価する。