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公認心理師解答速報 2019.08.05版(08.13修正)

2019年8月4日に行われました公認心理師試験の解答速報です。内容は随時修正する予定です。

第2回公認心理師試験予想解答

2019.08.05 14:20修正 解答を修正したものはグレーに。またメモを記載しました。

2019.08.07 09:30修正 解答を修正したものはピンクに。とりあえず解答はここまでとし、今後は解説を拡充しようと考えています。

2019.08.07 14:30修正 128番で解説のみ修正して解答を修正漏れていたので、修正しました。

2019.08.10 16:30修正 102番の解答を修正して、それ以外の解説を追加しています。

2019.08.10 23:15修正 1,23の解説を追加しています。

2019.08.13 16:55修正 解答148の解答を修正しました。

既に何件かお問い合わせいただいておりますが、プロロゴスの2020年度向けの公認心理師対策講座は2019年12月から東京・名古屋で開催する予定です。詳細は10月頃に公表させていただきます。

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問題番号解答解説
140810解説追加
1× 公認心理師の業務には「診断」は含まれない。(頻出問題)
2× 公認心理師資格は更新制ではない。更新制の資格は臨床心理士資格である。
3× 資質向上の責務(公認心理師法第43条)の違反には罰則規定はない。
4○ 公認心理師法第1条にて「国民の心の健康の保持増進に寄与すること」の規定されている。したがって、対象は国民全体である。
5× 公認心理師は公認心理師試験に合格し、公認心理師として登録を受けたもののみがその名称を使用できる(名称独占)。
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320810解説追加
2○
ヴントの心理学誕生後、後に20世紀前半に現れた心理学の三大潮流は、ゲシュタルト心理学、行動主義、精神分析の3つである。
410810解説追加
普通教育に適する子どもかどうかを見分ける目的で、知能検査を世界で初めて開発したのはA.Binetである。
52“0810解説追加
現任者講習会テキスト229ページ「実験者にとって関心はないが従属変数に影響を与える」変数のことを剰余変数という。”
65“0810解説追加
現任者講習会テキスト233ページ。
散布度には分散(標準偏差)と四分位偏差がある。量的変数(間隔尺度や比尺度)の散布度は分散や標準偏差で、質的変数(名義尺度や順序尺度)の散布度は四分位偏差である。”
72“0810解説追加
現任者講習会テキスト235ページ
「重回帰分析では基準変数が量的変数であるが、質的変数の場合は、判別分析やロジスティック回帰分析が利用される」”
84“0810解説追加
1× 間接プライミングは主に意味記憶研究で用いられる。
2× 直接プライミングではなく間接プライミングの説明である。
3× 画像刺激においてもプライミングは生じる。
4○ 「プライミング」は先行刺激に対して無意識的に後続刺激の処理を「促進する」現象と一般的には定義されるが、「抑制する」ネガティブプライミングもある。
5× プライミングは先行刺激が無意識的(つまり閾下で)に後続刺激に影響する現象のことを指す。したがって、先行する刺激は閾上呈示の場合と閾下呈示の場合も両方があるため、「閾上呈示された場合にのみ生じる」は誤り。”
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1250807解答訂正
1× グルタミン酸は興奮性神経伝達物質
2× 活動電位は樹状突起ではなく軸索を通して(?)
3× 有髄繊維の方が無髄繊維よりも活動電位の伝導速度ははやい。
135
1432と迷った。共同注視は1歳前後とあり。
154“0810解説追加
「中枢性統合の弱さ」とは、同時に複数の情報を処理し、全体を把握する能力が弱い、ということである。したがって4が正解。”
163①× 信頼性が高いからといって妥当性が高いとは限らない。(調べたい概念とは異なる概念を正確に測っている場合は、信頼性が高いが妥当性は低い) 。
②× ルリヤネブラスカ神経学バッテリーはオリジナルは成人用で15才以上から適用される。
③○ 神経心理学的テストバッテリーにおいて、固定的なバッテリーを行う場合、ウェクスラー式知能検査を補完で使用することが多い。
④× 仮説検証のためには固定的なテストバッテリーではなく、可変的なテストバッテリーを用いる。
⑤× 時計描画テストは、時計の絵を描いてもらうことで、認知症の程度を評価する検査。
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204https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000173365_00001.html
虐待死事例では0歳児が最も多い。3の心中による虐待死事例の加害の背景で最も多いのは「加害者の精神疾患」。
215⑤虐待によって栄養不良を引き起こし、その後の発育や発達に遅れが見られることがある。低栄養によって、疲れやすさや体調不良を来すこともある。(文部科学省HP「第2章児童虐待の理解」)
222
2350810解説追加
「成人」「知能検査」「言語(日本語)によらない検査(=作業検査)」がポイントになる。
1× 自閉症スペクトラム症の発達・行動症状を評定するテストであり、知能検査ではない。また対象者が3歳以上の母親に面接で情報を得るものであるため、「成人」にも該当せず、また面接のため日本語によるコミュニケーションが必要となる点でも不適切。
2× 知能検査ではあるが、児童用であるため不適切。
3× 作業法のため日本語によらず、成人にも適用できるが、器質的脳損傷の評価や認知症の評価に使用され、知能検査ではない。
4× 作業検査のため日本語によらず、成人用のテストであるが、前頭葉機能障害の評価を行うものであり、知能検査ではない。
5○ 作業検査による知能検査であり、適用範囲も児童から高齢者にわたる。正答。
245http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/shidou/yougo/1267642.htm
『「暴力行為」とは,「自校の児童生徒が,故意に有形力(目に見える物理的な力)を加える行為」をいい,被暴力行為の対象によって,「対教師暴力」(教師に限らず,用務員等の学校職員も含む。),「生徒間暴力」(何らかの人間関係がある児童生徒同士に限る。),「対人暴力」(対教師暴力,生徒間暴力の対象者を除く。),学校の施設・設備等の「器物損壊」の四形態に分ける。ただし,家族・同居人に対する暴力行為は,調査対象外とする。
なお,本調査においては,当該暴力行為によってけががあるかないかといったことや,けがによる病院の診断書,被害者による警察への被害届の有無などにかかわらず,次の例に掲げているような行為と同等か又はこれらを上回るようなものを全て対象とする。』
したがって
1× 家族・同居人に対する暴力は対象外
2× 器物損壊は学校の施設・設備に限られるため、公園は対象外
5○ けががあるかに関わらずに該当行為を暴力行為とする。
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2853と5で悩んだ。
3についてはDSM-5では「反社会的な行為が起こるのは、統合失調症や双極性障害の経過中のみではない。」と記載されている。選択肢にはこの「のみ」が書いてない。ここが不正解のポイントなのか…。
5の記述は明確に正解。
0810補足説明追加
DSM-5原文にもThe occurence of antisocial behavior is not exclusively during the course of schizophrenia or bipolar disorderとあり、やはり「のみexclusively」が重要と考える。正しい基準(「のみ」あり)では「反社会性パーソナリティ障害は、統合失調症や双極性障害の時のみに反社会的行動が見られるだけではなく、それら障害から回復したときも反社会的行動が見られるよ」という意味であろう。つまり、統合失調症や双極性障害によって反社会的行動が生じるわけではなく、それら障害がある時もないときも反社会的行動が見られるよ、ということであろう。しかし、選択肢3(「のみ」なし)の表現だと「統合失調症や双極性障害の時に反社会的行動が見られた場合は、反社会的パーソナリティ障害と診断しない」という意味に取れる。したがって、3の選択肢は不適切と考える。
1× 10歳以前ではなく15歳以前である。
2× 14歳以降ではなく15歳以降である。
3× 上記解説参照
4× 「自殺のそぶり、脅し」は境界性パーソナリティ障害の特徴である。
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4210807解答訂正
1× 児童相談所は特別養子縁組における業務は仲介であり、成立は家庭裁判所による。
3○ 児童福祉法27条3号にて児童福祉施設措置に関して「保護者の意に反して、これをとることができない」と記載あり。
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454現任者講習会テキスト166ページ
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56233と4で迷う。
3○夜にホットフラッシュや発汗が生じると不眠になることがある、とネットにあった。
4× ホルモン療法は、ほてりやのぼせ、発汗に効果があるが、精神症状にはあまり効果が認められないとあった。「効果がない」と断定してよいのか?で悩んだ。 
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6510807解答訂正
男性Aは医療機関の受診を拒否しているという現状から、5の精神障害者相談支援事業所についても利用の意思は現状ではないと想定される。したがって、精神障害者相談支援事業所についての情報提供も時期尚早の考える。まずは家族がひきこもりについての知識を得たり、福祉機関などとのつながりを持つために家族教室への参加を進めるのが適切と考える。
なお、精神障害者相談支援事業所とは、障害者の日常生活全般の相談にのったり、就労継続支援や移行支援などの福祉サービスの利用手続きを行う機関である。
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10220810解答訂正。
何人かの精神科医の先生、公認心理師の方にご意見お聞きし、3から2に変更しました。
「医療機関」というキーワードに注目して正答を3としていたが、医療機関との「連携」というキーワードに注目すると、やはり2の方が正答の可能性が高いのではないかと判断しました。
2は、ADHDの特徴を有することを想定すると、医療機関での診断および連携が必要と判断することができる。
3は明確に身体症状が表れているので医療機関に行くことを勧める方がよさそうだが、「連携」は2に比べると可能性は低いのではないか。
正答を待つしかないが、2が正解の可能性が高そうである。
10312× 後見人または補佐人の同意によって行う。補助人は入らない。
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128240807解答訂正
すみません。完全に文の読み間違いをしていました。
1× 「発達段階」では、進み方の進度に個人差はあるものの、各段階の出現順序は個人によって異ならない、と考える。
2○ 延滞模倣は18か月から24か月から見られるようになる。以前見たものを、後日別の場所等で再現することである。感覚運動期は生後2歳までの時期を指すので、2の「感覚運動期の終わり頃に」は適切。
3× 対象の永続性は生後8~9か月頃に獲得される。したがって前操作期ではなく、感覚運動期で獲得される概念である。
4○ 形式的操作期の説明である。
5× 前操作期において、ごっこ遊びなど、イメージや表象を用いた活動ができるようになる。したがって、設問の具体的操作期は誤りである。
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135132× 日本国籍を有する者、という記載なし。
4× 「犯罪被害者等が、その受けた被害を回復し、又は軽減し、再び平穏な生活を営むことができるよう支援」と記載。選択肢の「社会に復帰できるための」ではなく「再び平穏な生活を営むことができよう」が正しい。
5? 記載が見つからなかった
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1471解答に自信なし。
高齢者虐待(経済的虐待)と考えれば1、と判断した。
1481 0813解答を2から1に訂正
「産業保健スタッフのためのセルフケア支援マニュアル」の16~17ページの事例4が問148の事例のベースになっていると思われる。ここに、「仕事以外にプライベートで問題があることもあるので、プライベートの問題について直接聞くのが難しい場合は、「お休みの日はどのように過ごしていますか」などを聞く」と記載があり。

0810解説補足
2か1で迷うところではあるが、2の優先度が一番低いと判断した。
事例の中の「心理的な仕事の負担」は低いといった表現から一見すると、「労働時間は少ないのではないか」と考えることもでき、また事例全体を通して、Aの労働時間は多くはない印象を受ける。しかし、具体的な労働時間に関する明記はない。
また、高ストレス者に該当するかを確認する補足的な面接という目的からも、高ストレスの要因になりうる労働時間については尋ねるのが望ましいのではないか、また過労死リスクを調べるためにも労働時間を尋ねるのは重要ではないかと考える。さらに、職場における面接ということから、優先的に聞くべきことは職場に関する情報であり、2のような個人的(プライベートな)要因について尋ねるのは優先度が低くなるのではないかと考える。
なお、労働時間に関する情報は実際には人事課から提供されるので、そこを考慮すると「労働時間をまた聞くのは優先度低いのでは?」とも考えられるが、そこを聞く問題というわけではないと判断し、正答を2とした。

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15022 「これまで何度も暴力の後に優しくしてくれた」という表現から、常に緊張関係、ではなく、緊張と緩和を繰り返していると考えた。
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プロロゴス