【50代からのチャレンジ】
私は,一年前に臨床心理士を目指して大学院受験を考えました。学校心理士の資格がありましたが,愛知県では知名度が低く,また今の仕事には臨床心理学の知識が必要と感じたからです。
志望校は,働きながら学べる日本福祉大学大学院一本にしぼり、他大学院は考えませんでした。なぜならば,社会人入試で試験科目に英語がなかったからです。
一年前から,参考書を買ってこつこつと勉強したつもりでしたが,一回目の秋受験では不合格でした。
そこで、どうして不合格だったかを考え、対策を練り直しました。
臨床心理学の範囲は非常に広いです。ですからさらっと参考書を読んだ位では合格しません。しかも,日本福祉大学大学院では用語説明が必ずあるので、用語説明を明確に書かなくてはいけません。
ただ、何となく知っている程度では用語を説明することができません。論述は事例問題ならば,何となく書くことはできますが,それだけではだめだということが一回目の受験でよく分かりました。
二回目の受験を意識して,まずは用語説明だと思い,「心理学キーワード集」を買って勉強しました。しかし,莫大な量の用語をなかなか覚えられませんでした。そうしている間に2ヶ月がたってしまいました。
12月の半ば頃,あと受験まで2ヶ月もないという頃にネットでプロロゴスのホームページを見て「これだ!」と思い、冬期講習のそれも2回目から参加することにしました。内心は,2回目もだめだなと思っていました。
【日本福祉大学大学院受験前2ヶ月に短期集中でやれること】
まず、最初に過去問を絶対にやってください。なぜならば,一度出題された用語説明がや関連した用語説明がでます。
私の経験でも,前回「譲歩的要請法」が出て,次に「フットインザドア」が出ました。カタカナ用語や英語の用語をカタカナ表記したもの,EMDRなどのアルファベット表記の用語もよく出ます。
次に,コミュニティ心理学関連や双子研究はよく出ましたので、目を通しておくとよいかと思います。
私が2ヶ月足らずに勉強したことは以下のことです。
・過去問の見直し。
・プロロゴスの模範解答の暗記。
特に用語説明は事前に模範解答をいただいて,ひたすら暗記しました。私の暗記方法は唱えて書くの繰り返しでした。論述問題も模範解答の流れを覚えて書けるようにしました。
・研究計画書は先生が何度も見てくださいました。
・面接での注意点などをお聞きしました。
以上のこと以外は時間がなく何もできませんでした。
受験の参考になればうれしいです。どうぞ皆さん諦めずに夢を叶えてください。
最後に,山崎先生そして受験を延期しようとしていた時の仲間の方の応援に感謝したいです。ありがとうございました。
【講師コメント】
Nさんは春(2月)受験対策のために、冬期講習を受講されました。
1年前から受験勉強をしているということもあり心理学知識のインプットに関しては十分でしたので、塾に来てからはアウトプットのトレーニングに力を入れるようアドバイスをさせていただきました。
受験まで2か月ほどの短い期間で、塾でお渡しした用語集をベースに専門用語の暗記し直しに集中して取り組み、2月受験での合格に至りました。かなり集中して勉強されていたのだと思いますが、
これができたのもやはりすでに知識として頭に入っていたからだと思います。
試験では、解答がしっかり書けてこそ高得点が狙えます。ですのでインプット以上にアウトプットの練習に受験生の方は力を入れてくださいね。