●心理学の勉強方法について
10月から3月までは、毎月1回開催されていたプロロゴスのワンポイント講座に参加し、情報収集から始めました。ワンポイント講座の際、ご教示いただいた心理学の教科書3冊を、3月までに2~3回通読しました。4月からは、毎週の小テスト対策に、テキストに掲載されている問題の解答と用語集をひたすら覚える作業の繰り返しでした。多くの方と同じように、覚える作業が好きではなかったので、できるだけ覚える量は少なくするように心がけましたが、それでもかなりの分量があり、大変苦労しました。
●英語の勉強方法について
1年を通じて、山崎先生が書かれた『心理院単』を開き、繰り返し覚えていました。私の場合は、英語に対してアレルギーはなかったため、心理学よりは幾分か負荷を下げていました。4月からは、授業の中で演習があるので、時間内に解き終えるスピードを意識し、採点者を意識した訳文を作成するように心がけていました。英文法の本は、2冊ほど通読を試みましたが、残念ながらどちらも途中で挫折してしまいました。
●研究計画書の準備方法について
10月から3月までは、休みの日に国立国会図書館へ行き、文献を集めていました。最初にテーマを絞り込み、次にテーマに関連する文献を集め、最後に研究計画書を書き上げました。出来上がった研究計画書を山崎先生に見ていただき、ご指摘いただいた部分に修正を加えました。文字数については、事前に複数の志望校の学生募集要項を確認し、一番が字数の多い大学院に合わせて作成しました。
●最後に
受験勉強の後半になって気がついたのですが、受験勉強は自分自身に対して「アセスメント」や「見立て」を行うプロセスに似ているように思います。入学試験は相対評価の要素が大きいとは思いますが、他の受験生の得点はわからないので、できるだけ自分自身を比較対象にして、受験勉強をするように心がけました。その方が精神衛生として好ましいように思います。受験勉強という序章(プロロゴス)はこれで終わりました。序章以降が本当の勝負であるように感じています。山崎先生をはじめ、多くの人に支えられて、結果を出すことができました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。。
【講師コメント】
Cさんは記念すべきプロロゴス東京校での合格者第1号です。Cさんはプロロゴスに来る前から独学で勉強されており、また英語も得意でした。志望校を早い段階で決定した上で、やるべきことのペース配分もしっかり行い、自主的に勉強することができる方でした。
そんなCさんのプロロゴスの活用法は、「覚えるべき知識を絞り込み、アウトプットのトレーニングをすること」だったと思います。プロロゴスのテキストは、ちょっと不親切なところもありますが、とにかく覚えるべき内容を絞り込み、暗記するだけでよいような構成になっています。限られた受験期間の中で効率よく覚えることを受験生は意識して取り組まれるとよいですね。